2014年8月20日水曜日

想い。


おはようございます。
タカハシです。

今日は午前に東京出張。
午後はとんぼ返りして地元でシロアリ被害の調査です。


ええ
しんどいですww


でも、僕がお客様のところへ出向くのが遅くなるというのは
いたずらにお客様の不安お煽ることに直結してしまう。
そう考えたら体力的なことよりもそっちの方が心配。
なぜなら不安になってるお客様ほど、訪問販売の詐欺工事にひっかかっちゃうからなんです。


さて
先日、地元大手工務店の会長さまが亡くなりました。
この方は、もともと「大工さん」だったのを会社を興し、一代で会社を大きくしただけでなく、文字通り「地元を振興する」ことをなされた方です。
こんな書き方をすると、なんか「ちょう、えらそう」な方を想像されると思うのですが、実際はそんなことはなかったんです。
すごーく覚えているのは、僕が広告を卒業してこの業界に入りたてで、一番「あわあわ」していた時のこと。現場でお会いさせていただいた会長さま。畏れ多くもいくつか言葉を交させていただいたあと、現場を出る「ぺーぺー」な僕の乗る車に深々と頭を下げていただいた。
「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」などと申しますが、まさにそれで。垂れられるこちらとしては恐縮以外のなにものでもなかったのですが、「ありがたい」という印象と「尊敬すべき」という後味と感動を今でも覚えています。


そんな尊敬する会長さまが亡くなり、葬儀に参列させていただきました。
前日まで元気だったというそのご尊顔は「おだやか」それ以外のなにものでもなかったです。
でも同時に思いました。
「この方から、僕はなにを受け取ることができたのだろう?」と。


人は遺伝子を運ぶ船でしかありません。
しかし同時に文化や技術をも伝えるメッセンジャーです。
返せば、私たちはそれ以前の世代からできるだけ多くのそれらを頂戴し、次の世代に受け継がねばなりません。


話は飛びますが
僕は落語が大好きだったりします。
しかしながら、僕が落語に出会ったのは談志師匠の死後で、僕は「談志に間に合わなかった」のです。

はたして「会長に間に合った」僕はなにを受け継ぐことができたのでしょう?




狩猟。
現在のメイン世代もあと10年したら、「お呼ばれ」することでしょう。
その先の狩猟人口は一気に減ります。
つまり、僕たちは「狩猟世代に間に合った」のです。





前世代から僕は何を受け取ることができるのでしょうか?

次世代に僕らは何を伝えることができるのでしょうか?




くりっく!


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